FXの売買判断において、過去のチャートを基に売買を分析するテクニカル分析と景気や金利などの経済情勢から売買を分析するファンダメンタルズ分析があります。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析はいくつもの分析方法があるため、投資家がどの分析を採用するかで、買い時や売り時に違いが生じます。

 

FXはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析によって、売買判断するのに十分といえますが、IMMポジションを知っておくと、将来の為替変動を予想する参考データとして役立ちます。IMMポジションとはシカゴIMM通貨先物ポジションといって、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で取引されている通貨先物のポジションのことをいいます。毎週、投機筋の買いポジションと売りポジションの枚数が公表されるため、取引に参加しているヘッジファンドや金融機関が、どの通貨を買って、どの通貨を売っているかがわかります。例えば、毎週、円の買いポジションが増えていれば、円高になりやすく、逆に売りポジションが増えていれば円安になりやすくなります。

 

また、ポジションはいずれ解消しなければならないため、円の買いポジションが過去と比べ非常に大きくなると、今後、ポジション解消の売りが行われるので、円高から円安に転換する可能性があると予想することもできます。FXの売買判断で注意しなければいけないことは、シカゴ・マーカンタイル取引所の通貨先物のポジションは市場規模からみると、大きいわけではないので、あくまでも参考データとして確認した方が良いでしょう。