お金を借りる手段はいろいろありますが、その中でも最も審査が厳しいと言われているのが住宅ローンです。住宅購入はまとまった金額が必要になるため、金融機関側もしっかりと申込者の与信をチェックし、破綻するリスクがないか調べています。住宅ローンの発行元はたくさんありますが、申し込みをすると申し込みをしたという記録自体も信用情報に残るため、数を打つような作戦はやめ、しっかりと狙い撃ちをして申し込みをするようにしましょう。自分の与信は情報開示制度を利用すると簡単に取得することができます。

クレジットカードやローンなどの過去の利用履歴、契約に関する情報が載っています。収入のわりにたくさんの借り入れがあると審査通過率が下がりますので、住宅ローンの申し込み前には借入残高を減らし、もし使っていないクレジットカードやローンの契約があった場合は解約しておくと良いです。現状使っていなくても、契約があれば再び使うことができてしまうため、支払い能力を圧迫する可能性が出てくるからです。利用履歴に延滞したことがわかるような記録がある場合も注意が必要です。

利用履歴は2年経てば消えるため、もし延滞履歴があった場合は最大2年待ってから申し込みをしたほうが良いでしょう。与信は簡単に作れるものではありません。日頃の積み重ねによって作られますが、壊れるときは一瞬なので、クレジットカードやローン、携帯の分割払いなど信用を利用した取引を利用するときは計画的に行うように心がけなくてはなりません。