クレジットカードを作る時などに、与信情報をいう言葉を見聞きしたことがあるでしょう。しかし、これはそもそもどういった情報なのか、あなたはご存知ですか。この与信というのは、文字通り信用を与えるということです。つまりクレジットカードを作る時、それ以外にもローンを申し込む時などは、申し込んだ人がきちんとお金を払ってくれるかどうか、その見極めが大事になって来ます。

信用情報ともいわれます。たとえば収入が全くないのに、カードやローンを申し込んでも審査で落とされてしまいます。その人に収入があるか、またそれ以外にも、たとえば過去にカードやローンの支払いが滞ったことがないか、カードを不正に利用していないか、債務整理をしたことがあるかないかなども、与信情報に大きく影響して来ます。ただしここで問題にされるのは、金融機関との取引情報のみです。

その他の情報、たとえばその人に犯罪歴があるとか、どのような持病があるとか、どのような人種や民族であるかなどは問題にされません。また過去にお金絡みでトラブルがあっても、一定期間を過ぎてしまうと、その情報は白紙化されて問題にならなくなります。この与信情報は、金融機関ごとに情報を管理する機関が設けられています。自分の情報を知りたい時は、それぞれの機関に問い合わせると、内容を閲覧することができます。

現在は3つの機関があり、クレジット会社中心のCIC、消費者金融中心のJICC、そして銀行がメインの全銀協(KSC)となっています。