投資を行う場合はなるべく大きな金額を投資した方が上手く行った場合の見返りが大きくなりますが、よほどのお金持ちでなければ投資する事が出来るお金にはそれほどの余裕は無く、中には自分は投資などとは無縁だなどと考えている人もいます。そのような人たちでも取引に参加しやすいのがFXであり、FXならば少額のお金でも大きな取引に参加する事も可能です。例えば、100万円でドルを購入したいが手持ちの資金は10万円しかないという場合でもFXでは取引に参加する事が出来るのです。この場合は資金が10万円に対して取引額は100万円となるのでレバレッジが10倍という事になります。

レバレッジというのはてこという意味であり、小さな力で大きな力を加える事が出来るのと似ている事からそのように呼ばれているのです。それではどうして取引をするお金が無いのに大きな取引をする事が出来るのかというと、取引をするのに用いるお金をトレーダーは負担するのではなく、取引をした際の決済に関してだけ負担すれば良いからです。そのため取引のための口座を開設し、そこに証拠金と呼ばれるお金を預けます。現在のFXでは規制によってレバレッジは25倍が限度となっていて、100万円の取引をしたいのであれば最低でも証拠金として4万円は口座に入れておく必要があります。

また、レバレッジを大きくすると資金に対して上手く取引出来た場合の儲けの割合が大きくなりますが、同時に失敗した場合の損失の割合も大きくなるので安易にレバレッジを挙げる事はリスクも伴う事は理解しておくべきです。